毛穴から汗や皮脂が出るのはなぜ?

毛穴というのは毛が生えている穴のこと。0.1ミリ程度の大きさなのであまり見えませんが、実際には全身に平均500万個、顔だけでも20万個はあるのです。体毛は摩擦や紫外線などの外部刺激から私たちの身体を守る役割を持っています。そのため全身に必要なのです。

 

穴と言いますが、実際の構造を見ると穴というよりくぼみです。毛根を包み込む筒状組織が皮膚に陥没した状態となっています。毛穴の奥に毛根があり、その先端の毛母細胞が髪の毛や髭・産毛などそれぞれの場所にあわせて体毛を作り出しているのです。

 

毛穴の構造ですが、ただ毛が生えているだけというわけではありません。毛穴の中には汗腺・皮脂腺の出口もあり、そこから汗や皮脂も分泌されているのです。身体の中に食べ物が入ると必要な栄養素が毛細血管を通じて体中の細胞に送り込まれます。それ以外の老廃物や有毒物質など不要なものは便や尿だけでなく汗や皮脂としても外部に排出されます。そのため必要な構造なのです。最近はスポーツや岩盤良くなどでしっかり汗や皮脂を排出し、身体の中の老廃物や毒素を排出するデトックスというのも流行っています。

 

汗の出る汗腺・エクリン腺は毛穴と独立したもの。スポーツをしたり暑いときに大量の汗をかくことで体温調節の役割も果たしているのです。ワキガなどで悩んでいる人の場合は、エクリン腺とは別にアポクリン腺という汗腺も持っています。こちらは毛穴の中にあり、分泌される際に皮脂腺から出てくる皮脂などと一緒に出てきます。そのためツンとした独特の臭いを発生させることになるのです。

 

アポクリン腺から出る汗と混ざり合うと悪臭の原因となる皮脂ですが、エクリン腺の汗とお肌の上で混ざり合うと天然の保湿クリームになります。お肌を滑らかにしてくれますし、水分の蒸発も防いでくれます。お肌の雑菌の繁殖を抑えてくれる役割もあります。テカリや油浮きの原因となり嫌がられる皮脂もまた身体にとって大切な役割を持っているのです。岩盤浴のあとお肌がツルツルになるのも皮脂のおかげなのです。

 

毛穴は毛が生えているだけの穴ではありません。毛を生やすことで外界の刺激から身体を守るだけでなく、皮脂によってお肌を乾燥や雑菌から守り、身体の中にある老廃物を汗や皮脂と一緒に排出するという役割を持っているのです。

 

美肌を保つにはしっかり汗をかく必要があります。そうすれば、自然にきれいなお肌を実現できるのです。